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2008年4月

2008年4月21日 (月)

ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ - 食事編

ウィンザーホテル洞爺のいくつかのレストランの感想を書いておきます。順不同です。

ウィンザーホテル洞爺への旅行を決めた最大の目的は「ミシェル・ブラス」での食事でした。前年にフランスへ旅行した際「Michel Bras」か「Troisgros」に行きたかったのですが、アクセスが悪いため、パリ市内の「Alain Ducasse au Plaza Athénée」に行きました。そこでの料理は非常に綺麗だったのですが味的にちょっと口に合わなかったのが残念でした。またフランスへ行くのも大変なので、国内のミシェル・ブラスへ行こう、というのが旅の始まりでした。絶対に予約を取りたかったので、3ヶ月ほど前に宿泊とミシェル・ブラスの予約を済ませました。

そのミシェル・ブラスでのディナーでは、名前は忘れましたが、3万円ほどのコースを頼みました。一口の卵料理、スプーンに乗ったアミューズ・ブッシュから始まって日高牛のローストなど、どれも目でも舌でも楽しめる料理ばかりでしたが、やはり最高だったのは「ガルグイユー」です。これが目の前に出されたときは「うぉーっ!」と驚きの声を上げてしまいました。赤、黄、緑、青、色とりどりの花と野菜が綺麗に盛り付けられ、絵画などではとても表現できないであろう美しさです。まさに芸術です。味も文句なしです。一品一品がそれぞれの持ち味を生かすように丁寧に味付けされていて、一片の野菜でもじっくりと味わえる奥深さがあります。これは一生に一度は食べるべきです。肉料理も脂身の少ない部分を使用していて全体的にヘルシーな感じでした。いただいたワインは93年のボンヌ・マール。こちらもよかったです。また、夕闇に消えていく洞爺湖から打ち上げられる花火を見下ろす(「見上げる」ではない)ロケーションも格別です。

次は「わく善」での夕食です。ここではコースではなく、適当にお勧めのつまみを出していただきながらお酒を飲み、最後に握りをいただきました。新鮮なウニ、赤貝、マグロなどはもちろんですが、ニシンを火でさっとあぶったものなど、一手間かけたものも美味しいです。メニューにあるお酒の種類は多くありませんが、どれもよかったと思います。それにしても、「銀座久兵衛」もテナントとして入るそうですが、棲み分けはどうするのでしょうね?

「カローダイヤモンド」もディナーで利用しました。ベトナム料理ということですが、私自身ベトナム料理の経験はほとんどないので、他との比較はできません。コース料理をいただき、どれも美味しかったですが、味は濃い目に感じられました。ビールを飲みながらつまむのには丁度いいかもしれませんけど。ベトナムのビールもあるので、ベトナム好きの方には楽しめるかもしれません。

「杜氏賛歌」でも花火を見下ろして食事ができます。趣のある和風の空間で、海の幸を中心にしたメニューが楽しめます。メニューにもう少しバリエーションが増えるとさらによいでしょう。

「達磨」のおそばはお昼にいただきましたが、これも美味しいです。量が少ないのでたくさん食べたい人は要注意です。また、ここはお昼は予約を取らないとのことでしたので、早めに行って待っているとよいでしょう。青空の下、眼下に広がる洞爺湖を見ながらの食事は清々しいですよ。

その他には朝食で「ギリガンズアイランド」、「カフェ ゼット」、「天川」(閉店)、ブッフェを、昼食では天川とルームサービスを利用しました。「ポロバー」でも軽く一杯飲みました。どちらもまずまずといったところでしょう。

このホテルのレストランは全体的にレベルが高いと思います。ただ、予約が取りにくいことは確かで、実際ミシェル・ブラス以外は現地に着いてから予約を入れたのですが、滞在期間中まったく空きがなかったり、時間が非常に限られていたりしていました。周りに何もない場所ですので、宿泊される場合はレストランの予約も早めに入れておいたほうが無難です。

また、「カイザー」のパンはミシェル・ブラスを含めいくつかのレストランで出され、とても美味しいです。ホテル内で売られているので、そこでパンを買ってハイキングなどに行くのもいいかもしれません。

Kind Regards,

ブリュレ

p.s.

花火は年中無休で打ち上げられるわけではないので、見たい方は日程を調べてから行ってください。

より新しいミシェルブラスの記事はこちら。
http://ermite.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-9e71.html

2008年4月20日 (日)

ルノワール

私は絵画ではルノワールが一番好きで、その中でもこのブログのトップページに使用している「ピアノの前の少女たち」(1892、オルセー美術館蔵)が特にお気に入りです。

この絵は国家からの依頼で作成され、国家買取となったものですが、同じモチーフの絵が複数あり、いくつかの美術館で所蔵されています。一昨年にフランスへ行ってきた際にオルセー美術館版とオランジュリー美術館版を見てきました。

オルセー美術館版「ピアノの前の少女たち」

Piano_orsay

オランジュリー美術館版「ピアノの前の少女たち」

Piano_orangerie

私はオルセー版が好きですが、皆様はいかがでしょう。

フランスでは多くの美術館で写真撮影ができます(フラッシュは不可)。ルーブル美術館では一部フロアが撮影禁止になっていたものの、それでもかなり開放されているため、後で写真を見ながら振り返って楽しむことができていいです。なぜ日本では撮影不可なのでしょうか?マナーのレベルがヨーロッパなどと比較すると低いからでしょうか?

さて、ルノワール好きということで、渋谷のBunkamuraで開催中の「ルノワール+ルノワール展」に行ってきました。撮影は不可なので、フランスで撮ってきた写真から展示作品を一部お見せします。

下の写真は「田舎のダンス」と「都会のダンス」(1883、オルセー美術館蔵)です。

Dance

オルセー美術館ではこのように並べて飾られています。左側の「田舎のダンス」は垢抜けない感じの二人がぎこちなく踊っていますが、とても表情は楽しそうです。右側の「都会のダンス」は来ているものから身のこなし、表情まで洗練された雰囲気です。この対比が面白い作品だと思います。ただし、「ルノワール+ルノワール展」に来ているのは左側の「田舎のダンス」だけです。どうせなら両方持ってくればいいのに、と思いました。ちなみに「田舎のダンス」のモデルは後のルノワール夫人、アリーヌです。

次の絵は「ガブリエルとジャン」(1896、オランジュリー美術館蔵)です。

Jean

ガブリエル(大人の女性のほう)は妻アリーヌの従姉妹、ジャン(子供)はルノワールの次男で後に映画監督として名を馳せる人です。「ルノワール+ルノワール展」の一人のルノワールがこの子というわけです。

「ルノワール+ルノワール展」、企画としては面白いと思います。父ルノワールの絵画のほかに、子ルノワールの映画も上映されていましたが、狭くて人が多くゆっくり見ていられないのが難点でした。3月にプライベートビューイングに参加できる機会があったのですが日程が合わず行けなかったのが悔やまれます。

Kind Regards,

ブリュレ

ラフマニノフ ある愛の調べ

4/19(土)公開初日に見てきました。

あまりパッとしない映画でした。とても期待をしていたのに~。残念!

まず話がそれほど面白くありません。ラフマニノフには3人の女性が現れます。一人は幼馴染(後の奥さん)、一人は街の男たらし(娼婦?)、そして最後は政治活動に勤しむ女子学生です。その人たちが曲を作るモチベーションになっていく、というような話なのですが、「君に捧ぐ」というほど女性と曲との結びつきは感じられません。単にきっかけに過ぎないのかと。また、話が急に過去に戻ったり進んだりと、時系列的に流れないため、分かりにくいストーリー展開になっています。

次に音楽ですが、ピアノ協奏曲第2番を初め、曲はいろいろと出てくるのですが、どれも中途半端で、カットも「いかがなものか」と思うことが多く、じっくり聴き入ることができませんでした。このあたりはネヴィル・マリナーが音楽監督を務めた映画「アマデウス」などとはレベルが違いすぎます。

クラッシックファンがネタの一つとして見るにはいいですが、あまり期待を大きくしないほうがよさそうです。

ちなみに、銀座テアトルシネマで見たのですが、お客さんとしては熟年女性がとても多かったように思います。

Kind Regards,

ブリュレ

2008年4月10日 (木)

ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ

今年のサミット会場となるザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパの宿泊体験記です。

サミット開催が決定する前に予約を入れ、決定後の宿泊となりました。

まずは部屋の写真から。

Windsor1

普通の部屋です。1泊136万円もする部屋もあるそうですが、そんなところに税金で泊まれる人は羨ましいですね・・・。

次は部屋から見る洞爺湖。ちょっと絵画のようにも見えます。この写真は昼間のものですが、早朝4時前に日が昇ってきたときの朝焼けの光景は素晴らしかったです。しばらくの間、眠いのも忘れて見入っていました。

Windsor2

ホテルで手配していただける乗馬を楽しみました。草むらを掻き分けて丘を登っていくという、かなりワイルドな乗馬です。観光地によくある引き馬とは訳が違うので、汚れてもいい格好で、荷物も持たずに行きましょう。すごく楽しいですよ。

Windsor3

ホテルから予約できるアクティビティーとして洞爺湖の中島ツアーがあります。洞爺湖畔まで車で連れて行ってもらい、中島へはモーターボートで渡り、ガイドの方が植物などの説明をして島を案内してくれます。都会生まれ、都会育ちの私には楽しい経験でした。ちなみに、この写真の鹿はしゃべりませんでした。

Windsor4

最後にホテルで借りた自転車で洞爺湖を1周してきました。自転車と言ってもただの自転車ではありませんよ。私が手にしているのはフェラーリで、買うと100万円もします。もう1台はそこまで高くはありませんが、BMWです。レンタルでもなければ乗ることはないでしょう。乗り心地はよかったです。特にフェラーリはとても軽く、スイスイ走れます。

Windsor5

ちなみに、乗馬とサイクリングの写真で私が着ている変な柄のTシャツですが、フランスはニースにあるホテル「ネグレスコ」で買ったものです。かなりインパクトのあるホテルでしたので、そのときの宿泊体験記もどこかの機会で。

ウィンザーホテルではレストランもいろいろあり、大半のレストランで食事を取りました。ホテルの周りに飲食店などはないため、ホテルのレストランの良し悪しは重要ですが、総じてよかったと思います。ミシェル・ブラスを含むレストランの感想とホテル全体の印象についてはまた改めて。

食事編はこちら。
http://ermite.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_80a4.html

Kind Regards,

ブリュレ

2008年4月 8日 (火)

ラフマニノフ

私の好きな曲の一つにラフマニノフのピアノ協奏曲第2番があります。

最近、テレビのCMで「ラフマニノフ ある愛の調べ」という映画のCMでピアノ協奏曲第2番が流れていて、とても気になり、先日銀座テアトルシネマで前売り券を買ってきました。チケット売り場の美女は指定席券との引き換え方法、混雑の見込みなど、気になっていたことをこちらが質問する前にすべて説明してくれたので感心しました。チケットを買うときに感心したのは初めてです。この映画館はいいかもしれません。

ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番は車を運転しながらよく聴いています。アシュケナージ/ハイティンク/アムステルダム・コンセルトヘボウの演奏です。流麗で甘美な名演奏だと思います。生演奏ではミシュク/アニハーノフ/レニングラードと清水和音/大友直人/東京交響楽団を聴きましたし、クラシカ・ジャパンでは最近カラヤン特集をやっていて、そこでもこの曲が流れていましたが、アシュケナージ盤と比べるとどれもゆっくりと重々しく聴こえます。それでもピアノの手の動きは激しいので、アシュケナージはいったいどんな演奏をしていたのか見てみたいものです。

音楽を題材にした映画ではモーツァルトを描いた「アマデウス」に中学か高校の頃にハマり、録画したものを恐らく100回以上は見ましたが、「ラフマニノフ ある愛の調べ」はそれを越えることができるか、楽しみです。

Kind Regards,

ブリュレ

2008年4月 7日 (月)

海石榴

いつぞやの湯河原の温泉旅館、海石榴(つばき)の宿泊体験記です。

最近ニュースか何かで高級旅館の梃入れを題材にして海石榴の「SPA懐石」への取り組みが放送されていましたが、宿泊したのはそれより前です。

チェックイン時間より少々早く着きましたが、車を預けて中に通していただけました。広々とした柔らかく温かい雰囲気が漂うロビーでは和三盆のお菓子(これがまた美味しい!)と抹茶をいただき、到着早々落ち着けます。

部屋のほうですが、急に思い立って直前で予約を入れたため、「月見第」という和室二間(10畳+4.5畳?)の部屋しか空いていませんでした。その部屋はこちら。

Tubaki

部屋の外は目の前に木が茂っていて視界は開けず、眺望はよくなかったです。

伊豆石の内風呂は狭く、温泉でもないとのことでしたので、大浴場(屋内&露天)を利用することにしました。大浴場は快適に過ごせるかどうかが運にかかっているので、あまり利用しないのですが、今回は止むを得ません。でも何度か大浴場へ行きましたが、毎回ガラガラの状態でほぼ貸切状態で利用でき、ゆっくりと寛ぐことができました。私が出た直後に大勢の方が来られたので、強運だったようです。時間帯によっては風呂上り後、ラウンジで飲み物をいただけます。私はビールをいただきました。風呂上りの一杯、格別です。

料理はとてもよかったです。器や盛り付け方なども含めて、とても上品に仕上がっています。強羅花壇あたりと比べてあっさり目の味付けですが、物足りなさは感じません。「懐石 海石榴」の名に偽りはないようです。

夕食時には女将さんが挨拶に来てくださいました。満室状態で各部屋を回るのはさぞかし大変でしょう。その女将さんはロビーの雰囲気とピッタリ合いそうな、綺麗で物腰の柔らかい優しそうな方でした。料理の変化を楽しむために、少し日をおいてからまたいらしてください、と言われ、懐のことを考えずに「また来よう」という気になってしまいました。女将恐るべし。

妻は旅館でもホテルでもいつものことですが、スパトリートメントを楽しんできました。気に入ったようです。

我が家が旅館を選ぶ基準は、

 私:料理、温泉(できれば部屋付)

 妻:料理、スパ

ですので、海石榴の内風呂が温泉だったら文句なしです。奥湯河原のしっとりとした自然と相俟って、海石榴はかなり気に入りました。

今後の温泉旅館の体験記としては、修善寺「鬼の栖」、箱根「強羅花壇」第2弾を予定しております。

[追記]

より新しい訪問はこちら。

http://ermite.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-535f.html

Kind Regards,

ブリュレ

2008年4月 4日 (金)

筑紫樓

今日のお昼は丸ビル5階の筑紫樓でふかひれ煮込みつゆそばをいただきました。以前は\1,600だったような気がしますが、今日は\1,800でした。小麦の高騰で値上げしたのですかね?

丸ビル店の他に、日本橋三越のお店にも時々行きます。ふかひれの濃厚なスープが結構好きです。

Kind Regards,

ブリュレ

2008年4月 3日 (木)

コンラッド東京 - 食事編

前に書いたコンラッド東京の宿泊時は食事はすべてホテル内で取りました。その感想をまとめておきます。通常、レストランでは写真を撮らないので、文章だけです。

まずはゴードン・ラムゼイでのディナーです。
予約の時には窓側の席は空いていない、とのことだったのですが、行ってみると窓側の席に通されました。窓の外には汐留のビル群が間近にそびえていて迫力はありますが、オフィスで働いている人々が見えるなど、「いい景色」という感じではありません。あえて窓側を取る必要もなさそうです。

食前酒をいただきながら、選んだ料理はPrestige Course。ワインはVosne-Romanee 1er Cru les Beaumont。フォアグラのソテーや和牛のポーチなど、どれも美味しいですが、インパクトはなかったです。先にウィンザーホテル洞爺に宿泊し、ミシェル・ブラスでディナーを取ったのですが、それと比較すると印象が弱いです(ウィンザーホテル洞爺関連は別記事で)。目新しいものを求めて行くレストラン、というよりは、冒険をせずに確実に食事を楽しむレストラン、という気がします。

次はルームサービスの朝食です。
和朝食を選びましたが、これはイマイチでした。特に不味いというわけではないのですが、何ちゅうか・・・、本中華(死語)。今度は別のものを選ぶことにします。

最後にチャイナブルーでのランチです。
ここではHamarikyuというコースを選びました。カニと筍のサラダ、白身魚を蕎麦で巻いて揚げたもの、フカヒレのスープ、キノコの辛子炒めなど、とても美味しかったです。特にサラダと白身魚の揚げ物は見た目も味も中華というより欧米か!という料理でした。ここはワインも豊富なのですが、車で帰らなければならないのであきらめて、次の機会に宿泊&ディナー&ワインで来られることを願い、店を後にしました(その願いは後に叶いましたので、その報告はまたの機会に)。

Kind Regards,

ブリュレ

ペニンシュラ東京

のすぐ目の前、皇居の堀でヘビが日光浴(?)をしていました。

Snake

この辺りはよく歩いていますが、ヘビを見たのは初めてです。通りがかった人たちの多くが写真を撮っていました。何という種類のヘビなのでしょうか?

Kind Regards,

ブリュレ

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