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2008年5月 2日 (金)

マーラー交響曲第8番「千人の交響曲」

先日、ミューザ川崎でエリアフ・インバル指揮、東京都交響楽団の演奏でマーラー交響曲第8番「千人の交響曲」を聴いてきました。

私はマーラーの交響曲はとても好きですが、歌が入るもので気に入っているのはこの曲だけです。ゲーテの「ファウスト」を何度か読んでいることや、他の作曲家の歌付の曲でもレクイエムなどのミサ曲が割と好きで、マーラーの8番も宗教的な響きを持っていることがお気に入りの理由かもしれません(信仰心はまったくありませんが)。普段はテンシュテット/ロンドンフィルのCDで聴いています。

マーラー8番を生演奏で聴くのは初めてで、昨年の7月に東京芸術劇場でインバル/フィルハーモニア管弦楽団でマーラーの10番と1番を聴いてよかったこともあり、楽しみにしていました。

第1部、オルガンの荘厳な響きとともに「Veni, creator spiritus.」の力強い合唱。うぉ~っ、やっぱり生は違う!!精霊が本当に降りてきてしまいそうな迫力です。神の栄光を讃えるかのようにオケの煌びやかな音色が続きます。

第2部はファウストの終わりのほうから歌詞を取ってきています。第1部はラテン語ですが第2部はドイツ語です。歌う人も大変ですよね。特にNHK東京児童合唱団の子供たちは意味も分からずに歌わないといけないのだとするとなおさら大変でしょう。第1部は全体を通して大迫力で進むのに対して、第2部は謎めいた感じの冒頭から静かに進行していきます。最後の「Chorus mysticus」

 Alles Vergängliche ist nur ein Gleichnis
  Das Unzulängliche hier wird's Ereignis
  Das Unbeschreibliche hier ist's getan
  Das Ewig-Weibliche zieht uns hinan

の部分は文句なしです。静寂の中からまさに神秘的に合唱が始まります。合唱とソロ、オケが綺麗に絡み合いながら少しずつ感情が高まっていきます。「Zieht uns hinan!!」と合唱が天にも届くほど力強く歌い終えると、オケがゆっくりと神々しく、圧倒的な力を以ってフィナーレに向かっていきます。最後は力を溜め込み、一気に放出して終わります。圧巻です。

このコンサートはインバルの東京都交響楽団プリンシパル・コンダクター就任披露とのことでしたが、本当によかったです。今後も素晴らしい演奏を聴かせていただけることを期待したいと思います。

Kind Regards,

ブリュレ

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